家内は昔私がリサイクルショップで手に入れた黒板に30年以上、


白墨で生徒さんに説明してきた。


こんなに使えるとは思わなかったが、


これも教室の歴史で大切にする。


新風体立花の一種とモダンな自由花。


同じ生徒さんの作品だなかなか来られないので来た時に集中してお稽古している。


夢はブラジルのホテルで教えることだという。



男性は今年助講師になるが、


それが可能かあとひと月で問われる。


順番だけではない、人柄、生き方も評価している。


もちろん出欠も大事。


随分多くの生徒さんをこの辺りで落第にしてきたが、後悔はない。


実力がなく資格だけあげられるのは生徒さんの不幸と思う。


だが、それは私も大変である。


責任もあるので毎日真剣勝負である。


今週は生徒さんは二服点の根本を理解してもらおうと頑張るが、


まだみなさん茶箱になっていて参った!





上級の生徒さんは色紙点と和敬点をさらさらとする。


いつこんなに上手になったのだろうと目をこする。


小さな楽に点ったお薄も素晴しい。


ゆっくりお薄だが噛むように飲む。


実りの秋だなーと感慨深くなる。






今日は茶箱の最後八月の最後のゆとりの日。


みなさんにはやりたいことをしていただいて、火曜の今年の茶箱を終えた。


あとから来た人には目の前にたくさんのお菓子。


好きなものを食べて美味しいお抹茶をいただいて仕事の疲れが取れたらよいと思う。








平水差しも登場。


今年の暑い盛りはお稽古する時間がなかった。


今日は涼しくなったが暑かったあの日をおもい、


大蓋の扱いまで稽古してしまう。


ほんとに今年は暑かった。


新人の方も拝見まで頑張ってくれた。


今年の茶箱は実り大きな年になる。