妻の姉が亡くなった父の為に描いてお寺に寄贈して供養したもの。
しばらく忘れていた。
本堂では盂蘭盆の法要が始まる。
一族では私が若いほうで、母がいない今クリスチャンでも妻の父が檀家総代を務めた御寺これからは通うことになる。
僧侶が二人楽器のようなものを持って立ち上がる。
お墓に行くと隣の姉の親友がお花を家内の家まで備えてくれていた。
姉の親友は私とも中学からのお友達、そのお姉さんがまた隣にお墓を持った。
皆天国まで賑やかである。
昔のフジテレビができた場所は高層マンションが建つ、下には大きな駐車場と公園、スーパーもあるから人気である。
変わりがないのはレストラン フジ いまでも時々よるのである。
父の家につくと裏から入り、仏壇をもう一度大掃除。
お客様とお坊さんが来る母の新盆に備え、
増えたお客様の場所を広げた。
玄関も学生時代のように束子で水洗い。
門の見越しの紅葉は、父は我が家の大事な大黒柱と言っていた。
だが今日来たのは、根本が半分無くなったから樹木医に相談してこのままか切らないといけないか今週相談するつもりなのである。
兎に角応急処置に土を中に入れてきた。
バケツを下して、シャベルで入れようとしたら、
昔から庭にいたカエルが紅葉の洞窟にじっと動かないでいるではないか。
50年ぶりに会う何代めかのカエルさん。
保護色で見えなかったのか、この木を切ることは許さないと頑張っているような気がしてきた。
カエルも絶滅に瀕していると家内が言う。
私は虐めてないよと言い訳をした、子供時分と違う。
紅葉の大木もまだよく見ると根本は三分の二は生きていた。
今週の末樹木医さんが来てくれるという。