木曜から始まる、水彩画の展示会である。


お手伝いをして教室に行く。


絵はすべて京都が舞台である。


お願いして三枚だけ撮らせてもらう。


ギャラリーは神楽坂の坂下にあり、セガのゲームセンターを入った袋小路にある。







生徒さんのお点前は、真夏七夕の葉蓋である。


一日で三月分のお稽古をと頑張った。


なかなか来られない人なのである。


兎に角、葉蓋は梶の葉が本流である。


玄々斎お家元が七夕のお祭りに、末広籠の受筒を水差しに見立ててお使いになったのが始まりと聞く。


受筒は檜の曲げで金銀の模様がある。


七夕の由来は皆さんご存知であろう。


今日は私も知らなかったことを生徒さんに教わる。


このお話は中国で、織姫が織っていたのは虹の雲だそうだ。


天の川という茶室があった。


昔は大阪だった。


今は保存に北国がよいと分解されて北海道にある。


見たいお席なのだが、


まだ実物を拝見してない。


細かな設計図は見ている。


三畳の詫びた小間なのだ。


まるでお見合いのお席と最初は思った。


お点前の畳が、茶道口が真ん中にあるのである。


茶道口のそばに茶室の中に小さい水屋がある。


床は左の席で半間だと思う。


そのむかいの一畳が次客の席。


亭主を間に向き合うのである。


亭主がカササギの橋になるかは分からない。


茶道も昔はこんなロマンのあるものもあったと思うと嬉しくなるのである。










二回目は慣れていただいたので、


葉蓋に神事の榊を使う。


どんなものでも使えるが、折って汁が出たりするのは避けたほうがよい。


水差しの蓋になればよいと思う。


ただ綺麗に洗い、水切りをしておくと良い。


いまどきは青々して涼しげである。


今日はまだ五月なのだが、


洗い茶巾までいっしょにやってしまう。


このつぎ来るころは7月という、もう皆さん茶箱に入っている。