今年も生徒さんに手伝ってもらい、
なんとか風炉を床下からあげることができた。
一番難しい道安風炉を出したので、二人がかりでやっと。
はじめて20年前にラムラの骨董市で見つけた古備前のすり鉢。
もちろん料理の為ではない。
いつか歳をとり、表舞台を退くときにおばあさんなら使い込んで山がなくなり擦れなくなったすり鉢を新しいのに娘さんに代えてあげて、
その古びたすり鉢で隠居所に入りお茶をしたという由来である。
歳をとると、
灰匙で灰型を作るのが難である。
今日も私は半分でギブアップ。
今年は台子のお稽古から風炉を始める。
風炉が正式なので、難しいが自分に難問を課す。
秋までにすべて仕上げるのには時間が足りない。
間に茶箱が入る。
茶箱も大切なものである、この手がスムースに流れないと台子が難しい。
茶花もいただき、新しい挑戦にスタートである。
いつもゲームセンターでお会いするお茶の先輩は私より、上であるのでよく相談にのってくれる。
お父様をなくされ、母とも親しかったので随分心配をかけた。
私たちも今日急にギャラリーの一部を貸そうかという事になる。
何しろ一族のものが歳をとっていく、
若いほうの私たちも歳をとる。
声だけは大きい私だが、
なかなか昔のように小回りが利かない。
甥、姪はいるが皆さんモダン、
裏舞台はやはり私たち。
まあ!
やれるだけやろうと、この頃は外食が多くなる。
いろいろ忙しく、私は朝の食事の支度で精いっぱいになる。
毎日教室の地下で食事、
まあこれも初めてで楽しい。