入院した母の窓から、新宿の高層ビルが丸ごと見えた。
病院の創建当時の建物も見える。
母の半生はこの大学病院とあった。
今はもう時代は変わったが、
母の病室から見える病院の姿で、
母と何時間も昔を語る。
今の母には過去しかないのである。
新しい病院のビルには図書館もあり、
パソコンも自由に使える。
今日は家内も頑張ってくれた。
朝から何も食べてないので神楽坂でやっと食事であった。
母の入院手続きも完了してくれた。
私も少し休めそうでありがたかった。
家内は私の体も心配してくれる。