私自身は一生竹台子で十分である。
いまだに解らないことがある。
足利家がいただいたといわれる青磁雲竜の水差し。
国宝に値すると言われたり
それ以上という方もいる。
なかなか伝説というものは難しい。
今日は秋に行の行台子の方もきてお稽古した。
そのままで生徒さんには初めて真台子の代わりに行でお稽古してもらう。
私自身は最近そのやり方で三種の台子をお稽古していた。
兎に角違和感はなかった。
だが今日は水差しが大きな青磁。
雲竜をもじって使うが大きすぎた。
真ん中の火箸の扱いに皆さん苦労する。
だが一つの台子で何種類もの奥伝、奥秘がお稽古できた。
風炉の台子は、伝来が正式で解りやすい基本である。
今年はなんだか特別に皆さんお稽古してくれた。
私もまだまだ真台子をしっかりお稽古しようと思う。
茶箱は今週で終わる。
茶箱の手はそのまま台子へと続いていく。
順番ではない、間であり、呼吸である。