今日の最後の生徒さん二人。
ちょうどお互いに色紙点を頑張っている。
見て、やっては強い。
どんどん覚えてくれる。
やればやるほど面白くなるから不思議である。
生徒さんたちはニコニコ微笑みながら、余裕である。
私はあまり口を挟まないほうが良い。
2人とも楽しみながらも手が自然に動いている。
沢山の茶箱をやって来て、この色紙点に行きつく。
今まで右手を中心のお点前、これは左手を使うのである。
そして目の前に広がる、優雅な古帛紗たち。
色紙を散らしたように広がる。
御道具は機能的にその古帛紗の上に広がるのである。
すべてのお道具は軽さを徹底的に追及している。
歳をとったらこの究極の御所籠で楽しもうと思っていた。
大きな夢がかない、今年はたっぷり色紙点前を私も楽しむ。
学んでくれる生徒さんのおかげで、さらに奥まで私も学べた。