神楽坂は日曜日にたくさん人が集まる。


皆さん家族ずれで微笑ましい。


今日は、大事な伝授の日。


天気も良く、


私の準備も終わる。


時間があったので隣の大学のキャンバスに散歩に行く。


桜が終わったと思ったら、


キャンバスは芝桜が満開。


その見事さに驚いた。


まさに、春来たりて草自ずから生ず














教室では、最後の生徒さんたちが真台子の伝授である。


無事終わり、ホッとした。


これで皆さん、伝授を復習されて古今伝授の式に臨むのである。


皆さんは、お仕事もあり大変だがこの一週間が一生のうちの一度しかない引継ぎ茶会。


昔からそれぞれ事情もあり、行で結婚されて遠くに行かれる方もある。


それはそれでよいと思う。


台天目でお嫁に行かれた学生さんには、最後にもう一度台天目をお稽古して送り出した。


奥伝以上は台天目が大事。


いつも大変な思いで伝授まで来るが、終わるとその充実感に満たされて、


良い生徒さんに育ったと、じっと眺めてしまう。


今日の真台子の出来は、過去最高と自分では思う。


私も負けずに、お稽古しよう。


まだまだ、左手も右足も健在である。


野の花のようにたくましく生きねば!