いい小春日和と卒業していく、生徒さんに言う時期である。
教室は、昔から春から秋と来て、秋に去る方がいる。
まあ!
行台子まで頑張ってくれればよいと昔から思っていた。
ここまででも5年はかかる。
毎週毎週、お稽古に通ってくる生徒さんたちは、本当に大切な娘さんに思えてくるから不思議である。
難しいことは、信頼関係がしっかりできないと、いくら口で説明しても吸収してもらえない。
本当にものを教えるというのは、いまでもまだまだ大変と思う。
ここ二週間、五〇肩という神経痛で右が使えない。
すべて左、サウスポーの生徒さんが皆伝を取ったが、偉そうに教えていた自分が恥ずかしい。
こんなに利き腕が使えないというのは、大変か思い知る。
つい右が出るが痛い。
左だと、この腕は手は不器用で右のようには動かない。
茶道でかなり左も動かしてきたが、両手を同時には動かせるが、箸やペン、マウスの操作は難しい。
時間がかかるが、これも新しい挑戦である。
左利きの生徒さんだって、あんなに見事なお点前を見せてくれた。
私が出来なければ、教える資格はないのである。
なせば成ると頑張ろう!