今日はお花の教室は賑やかであった。
お茶は残念ながら、皆さん風邪でお休み。
ジャーと今日の生徒さんだけで、初釜のお客様のお稽古をする。
初心者は、いつもだとただ参加するというだけ、何が何だか解らないうちに終わるのが常。
来年から、こういう事のないように、みんなで今年中から初釜のお客様と自分もお点前の流れをつかんでもらおうと考えた。
炭から始まり、初めは遅れる人がいるので薄茶を頂く、お昼は近くの料理屋さんで懐石風点心。
お正月、ちょっぴりお酒も出る。
お点前担当の人は飲めないのが辛い。
食事が終わると、お免状の授与。
濃茶が始まり、全員が参加出来る花月をするのが好例である。
お正月を祝い、新しいスタートを切る、晴れの祝でなのである。
来年は午年、教室も前方をしっかり睨み、ただただ前進あるのみである。
写真の濃茶は、まだ入って間もない方の濃茶の後である。
なかなか、二人とか一人分の濃茶を練るのは10年たっても難しいのである。
教室では、これにも挑戦する。
濃茶は実際練れなければ、お客様に出せないもの。
練ることで味がよくなり、深みがます、照りが出てくるので分かる。
手の平を八の字に捻り、回すというのは灰型の会得にもつながった。
そして、素早く、時間はいえない、その時の湯の温度にもよるからである。
これから、冬本番である、寒くなり、湯もすぐに冷めるので濃茶は一番難しい季節に入る。
中蓋、中仕舞いと風炉と違い、お点前も長い、。
脚もお点前が長いのでしびれるし、寒いからまた痺れやすくなる。
急に立ったりしないことである。
外国の大きな御嬢さんが、炉のお点前を初めてした。
指導したのは私、大失敗、彼女は生まれて初めての正座で痺れてしまった。
痺れたことのない彼女は、すーと立ち上がったのはいいが、いきなり釜の上に倒れてきた。
両手でやっと、私が支えた。
その後、頑張って薄茶を大寄せで出来るまでになり、今は結婚してメキシコで暮らしている。
ホンと、よかった怪我も火傷もなかった。
鴨居にあたるほど高く、大きな御嬢さんを私もよく一人で支えたものだ。
火事場の何とかであろう!
ラテンが好きなので、南米の珍しいものを今でも送ってくれる。
日本では医学部でレントゲンを研究していった。