どうも、牡蠣のシーズンは困る。
教室の目の前にあるヱビスバーがカキフライの定食をランチサービスしてくれる。
毎日のようにこの時期は入ってしまう。
今日も、教室の玄関が見えるテーブルに陣取り、妻には内緒で油とたっぷりのソースで食べ始めた。
半分も食べない頃、なんといつもなら遅く来る生徒さんが教室に入った。
大急ぎで食べようとしたが、熱くて無理、生徒さんの携帯に電話して、少し時間をもらう。
ビールが飲みたかったが、嵐で誰も来ないと思っていた感が外れた。
そう、明日は伝授の披露茶会である、皆さん来た。
ヱビスは30年以上株主であるが、まだその売りの黒ビールを呑んでないのである。
そういう訳で、どしても目の前のビヤホールにお酒も飲まないのに入ってしまう。
お茶室はすっかり準備が終わり、生徒さんたちが明日の為に最後の自習をしていた。
難しい長緒の真の結び。
私も加わり、研究会になった。
これは、暮れの映画、利休にたずねよでも出てくるよと教えてあげた。
最近は真の結び方も、本にしてしまったので困っていると正直に言う。
本に何通りもの結び方があると書かれては先生は教えずらい。
歴史的にも本来の意味を説明して終わりのした。
お軸は、本来無一物 いづくのところに塵埃を払わん という達磨大師の教えが南方と北方に分かれた有名な一行です。
しばらくぶりで、このテーマにしました。
無一物は、師がそれから無一庵を号したので、この軸の後は師の軸で炉開きを祝おうと思っています。
ちなみに、私の号は師から無賃庵という名前を頂きました。
無賃庵という茶室は、牛込にあります。
下座床の6畳で、本籍は本床で八畳ですが、大正時代の建築であります。
今でも、勉強にその下座どこに行きます。
昔の士官の家は、勉強になります。
すべて茶室の造りなのです。