新宿の副都心。
フランスのモンサンミッシェルを思わせる建物が出来たと思った。
飯田橋にも高いビルが出来た。
高さは完成したようだ。
毎日教室に来る道なのでジッと観察してしまう。
現代建築なのである。
すべては工場で作られ組み立てていく。
ギャラリーの袋小路では、只今工事中である。
大きなビルではないが、建て方の基本はあのタワービルと同じという。
今日は大きな煉瓦がついた。
耐熱、耐火のもの。
触らしてもらうと、炉壇の石のもののようであった。
よし、これなら60年はもつ。
鉄骨の周りには、錆びさせるものがない。
鉄もよいと思ったが、この暑さでは鉄は限りなく熱がこもるのだという。
その熱は、夜に吐き出される。
たかが二階建てと思っていたが、現代の建築はこんな大変な仕掛けが必要なのだ、驚いた!
父の家は、大正14年に建てられた木造二階建て。
これはもう保存しかないと、お道具の蔵として使おうと思った。
どんな建築物もこれからは、大切な資源でもある。
数十年で壊していては、おおきな無駄使いである。