茶箱ー花のお点前は、拝見がつくとガラッと変わります。
拝見なしで、なんだ優しいと思ってお稽古を油断してはいけません。
私は最初は、花の拝見付が不得意で教えるのも嫌でした。
はっきり言って、花は好きになれませんでした。
なんだ盆略じゃないかという、奢った気持ちがありました。
難しい月をマスターしたと天狗になっていたのでしょう。
今は、違います。
花のお盆の位置は、大円盆に続く教えとして大切に教えています。
茶道は、やればやるほどその歴史と広がりを感じます。
雪月花は、昔のように奥伝の前がよろしいと思います。
今は、入門、小習の次に難しい茶箱の雪月花、皆さん頑張っていますが、難しい。
茶箱は、毎年夏に7,8月と社中では全員でお稽古します。
皆さんいろいろなお点前がみえて、その進みは早いので奥伝に行く頃には、会得してもらえます。
私は出来れば3年で、御所籠までいってほしいというのが夢です。
そこまで来れば、本当に合理的な左右の手の流れが合点がいき、次の真台子の動きに大いに役立つのです。
これは、私の30年の体験で体得したこと、文字や写真では伝えられませんが、理想を目指して、現実の矛盾に挑み、不可能にも挑戦していきます。
今はそれがスライドショウです。