今年は、なんでも早め早めに準備してきた。
七夕の竹も、いつもより早く予約した。
予約で注文したのは初めてである、いつもは幼馴染の花屋さんで余った竹ある?と頂いてきた。
今年は第6感で早くした。
案の定、山の竹はよいものがなく、苦労しているという。
早く予約したので、私は太く良い竹を頂いた。
これ一本の他は皆細く、枝ぶりも貧相と言っていた。
やはり二週間は早めに頼んでいたのが今年はよかった。
だが、貴重な竹になり、私はいつものように短く切れない。
枝も落とせない。
竹の頭は、天井にぶつかり、先端が曲がるが、あちこちから見てこれでもたまにはよいかと思う。
家内と暑気払いの鰻を頂く。
ゲームセンターを覗くと、ここだけはミッキーとミニーの七夕祭りをイメージしていた。
やるものだと思う。
家内がお腹いっぱいになると俄然元気が出た。
こんな竹の飾りは可笑しいと、鋏をもって、階段を上る。
私には無理、目まいの持病があるので妻の思うようにまかした。
流石お花の先生、あっという間に先端を詰めて、余分な枝を払ってしまう。
私は、竹が完成したので、たらない短冊を買いに走る、折り紙も可愛いのを追加した。
少し、飾りがないと淋しいので、作って飾る。
やはり、童心に返り楽しいものだ。
七夕には、葉蓋。
芙蓉と青桐の葉を頂き、裏表綺麗に一枚一枚水洗い。
火曜までの分と多目に、用意した。
足らない時は 父の家の榊を使おうかと思う。
短冊に書く墨をする硯が、私のが見つからない。
私の一セットがない。
妻の母の形見の那智の石の硯を出したが、ちょっと怖い。
墨もない。
小さいのが出てきたが、これではすれない。
筆までない。
私の普段の筆を出したが、これでは皆さん書けない。
戸棚をひっくり返し、探したら、母の形見の筆が出てきた。
有難いこと、中国の良い品のものは初心者でも書きやすい。