去年より十日早く梅雨入り、
真夏日が続き、雨がない!
これで梅雨、でも紫陽花はよく咲いている。
坂上の知り合いの玄関は見事。
今年は、初めて母の額紫陽花を切らせてもらう。
三日目花が紅白になり、茶花に使う。
本来は普通の紫陽花は七色に変化、大きいので茶花には使わない。
山アジサイか額しか茶花には向かない。
水揚げも、水切りして茎を砕いて、ミョウバンを付けて焼くのである。
それでも、なかなか全部は水が上がらない。
本当に難しい。
さて、六月軸をあれこれ考えた。
母と父の形見の色紙の箱が出てきた。
私はみたことがない、一枚一枚見て居たら。
今掛かっている色紙と同じものが二枚出てきた。
大徳寺の管長さんの色紙もある。
里見さんの軸も出てきた。
私の好きな、大道に門無という軸。
いや、すっかり時間を食い迷った挙句に、いつもの横山大観さんのお弟子の小間がけにした。
やはり、梅雨は青梅。
自分の真台子のお稽古は午前中に終わらせてあった。
日曜に使う大道具も出した。
明日は6月、初夏のお稽古。
今年は、初めて平水差しを棚に置いた。
蓋もいつもとは違い、塗蓋である。
棚は涼しげなひさご棚。
難しいと思う人は、平水差しは千鳥の割蓋で置き水差しでお稽古である。
夏は、盛夏になるともっと涼しげなお点前もあるのであるが、まずは基本を学ぼうと思う。
末になると、七夕。
神楽坂は、夏祭り。
足早に、茶箱のお点前になるのである。