花所望は、珍しい茶花を頂いたとか、花入れが名物とかに亭主は謙虚に自分は遠慮してお客様に代わりに生けてもらうのである。


草花は水屋でよく洗い、先を下にして水を上からたくさん流す。


余分な枝や葉をとることもある。


そして、しばらく前によく水をあげておくことが大切である。


初夏の草花は、なかなかもたない。


今日も茶花は三日目だが、3種類がやっとであった。


生徒さんのお母さんが大切に育てた茶花。


やっと花所望に使えたので嬉しかった。


私自身、何か今年の風炉の花所望がいつもと教え方も説明も違っているのに唖然!


間違いを教えている訳ではなく、いままで以上にまとまった花所望の説明になった。


自慢ではないが、円熟の時なのだろうと思う。


生徒さんも理想的、今はこのままがよい。


今の生徒さんが最高と思う。


花一輪を遠くから持ってきてくれるのには頭が下がるのである。


花台も花水次もお年寄りの先生から頂き物。


花台にしっかり水を浸み込ませてお稽古した。


茶道体験教室 パート4  生徒さんとの日々のしおりとして、このブログを使わせていただきたいと思います。


花台に花は左に揃える。


真ん中には、よく切れる花小刀をおく。もちろん、手で折るのが茶花は原則だが、無理な時は小刀を使ってよい。刃は左に向ける。


花水次は右の真ん中に、花入れに水を入れる。茶巾をいつものように畳んで載せておく。




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亭主が花台を床の間の下座に置く。


茶道口で亭主は正客にお申し合わせの上お花をお挿しくださいと挨拶する。


連客が相談して、手早くいける人を決める。


床正面に正客が座った。


先ずは花入れと花を見る。


今日の花入れは現代的な備前焼。


素焼きであるので草の花入れである。


草の花入れには、草の敷板である。


草は、焼き杉と縁が蛤の口のように尖ったものを使う。


備前の花入れも水に濡らしたままで、板も水にさらして置いて使う。

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花は河原撫子に鳴子蘭。


流石、お花も始めただけあると感心した。

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亭主はお客様に活けて頂いたお花を感謝を込めてみる。


お花を活けたお客様は亭主に、お花をお直しの上お水をお差しくださいとこの時に声をかける。

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亭主は水だけ花入れにそそいで、花台の周りなどを綺麗にして花小刀を向きを変えておく。


花台を片づけて終わる。

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真の花入れは、唐金か青磁である。


敷板は矢筈の縁で真塗と決まっている。

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ちょうど生徒さんの間に、たくさん花入れが置いてある。


今日は、風炉の籠の花入れが草という事や、秋の名残の茶花まで籠も説明したのである。


いい忘れたが、丸い真塗のお盆は草である。


今日は、最後は皆さんの希望の花入れでしてみた。

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右に釜敷きに香合を載せて、左に花が来るのは床の総飾。


炭手前を省略しましたという意味もある。


花入れは、出雲焼き。


釉薬のかかった土焼きで行なのである。

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見事に決ったが、花所望は最後に茶室を出るときは、よほどのことがない限り花は挿した人がぬいて軸の下に寝かせておくのである。


もちろん足元は濡れているので紙で畳を汚さないようにするのである。



本当に、この時期にはあちこちで花所望や花寄せなどの会が行われている。



花供養もあるが、先人の供養に花を寄せる。


細かなところが、本当の昔からの日本人の文化なのだなと今日は感心した。