古今伝授の式は、透木釜でした。
暑い時期でよかったのだが、毎年の時期より一週間早い。
いつもは、第四週で片づけながら、炉を仕舞い、風炉を出していた。
お稽古はまだ炉が一週間ある。
それではと、久しぶりに透木釜の炭手前をお稽古しようという事になったのである。
困ったのは、私である。
お稽古が終わったのが、土曜の夜遅く。
湿し灰は、最後までたっぷり蒔いてもらう。
それでも、たくさん残ってしまう。
もう、連休に入ったという私の感覚がない。
炭はおこしてないので、一週間分蒔いた湿し灰をどう乾かすか?
今までは茶会の後なので炭で乾いていた。
今日まで自然乾燥で様子を見たが、まだ乾かない。
参った。
明日は、炉を仕舞い、風炉のお道具を出そうと思っていたから、乾かない灰は仕舞えない。
天気を見て、乾くところに移動するしかないだろう。
毎年のことだが、炉から風炉への交換が一番骨が折れる。
もうすぐ、初風炉。
それもお祝いである。
炉開きと初風炉は、大事な季節の節目、自分の健康にも気を付けないといけない時期である。
茶道は、作務といい炊事、洗濯、掃除となんでも自分でする。
その本は、健康の為なのだ、体を動かすことが、頭の働きもよくし、長生きもできるコツ。
作務は押し付けられてするものではない。
自分からするから自分が磨かれ、自分が心から健康になれる。
私は教室でも、生徒さんに作務は頼まない。
私の健康の素であるからだ。