教室のあるビルのしだれ桜が咲いた。
今年は早い。
いつもより、枝垂れは一月は早いのではないかと思う。
教室では、皆さん花見の気配で落ち着かないが、
順調に棚の後炭に進んでいる。
お点前は向切のお薄とお濃茶である。
上級の生徒さんは、今日は正式に軸荘をお稽古できた。
なかなか、４月で炉が終わると思うと忙しい。
家内はお花の生徒さんと花見に行くという。
私はいまいち気分が乗らず、帰ってきた。
帰る道にも桜はある。
本当に満開である。
その上、今年は海棠という、４月下旬に咲く花まで開き出していた。
どうしたことだろうと、首を傾げながらもよい花見ができたと喜んでいる。
家内は夜桜にまだ帰らない。
私は、一人で湯豆腐をさきに食べた。
