今日は赤ちゃんが来た!
だが、玄関でずっと寝ていたのである。
スヤスヤと、笑顔で寝ていられると、だれも眠りを妨げられない。
今日は普通のお稽古の昼の部で、たくさん生徒さんが来たが、玄関を通っても赤ちゃんは起きない。
まったく不思議であった。
お母さんは、その代り新しい難しいお点前に挑戦する。
赤ちゃんの眠りは、そのお母さんの応援のような気がした。
本当に大人顔負けの、素晴らしい赤ちゃんなのである。
皆さんも、赤ちゃんの寝顔がまじかに見られて喜んでくれた。
赤ちゃんは、お母さんがかえる時までも寝ていたのである。
長い赤ちゃん教室だがこんなことは初めてである。
私も何度も赤ちゃんの可愛い寝顔を見て嬉しかった。
教室では、外国の生徒さんがいよいよ、お薄の仕上げに入る。
そろそろ一年、来月には濃茶に進もうと思う。
2月はそれぞれ、新しいお稽古の節目でもある。
一段と実力の付く時期なのである。
だが、まだ寒い。
新しい教室は古い教室と比べたら、もう暖かくて昔が嘘の様である。
今日は冬ソナが最後のところになる。
家内が珍しく、冬ソナに見入っている、もうハンカチをもって涙がボロボロ。
私は昨日泣いたせいか、今日のラストに涙しただけ。
やはり、冬ソナは冬がよい。