茶道体験教室 パート4  生徒さんとの日々のしおりとして、このブログを使わせていただきたいと思います。


生徒さんはさくらを活けた。


まだお手直しがされていないが、良い作品に出来ていた。


もう、桜なのかと驚いてしまう。


そうか、毎年今頃は春の引継ぎの準備に入るのだ。


今年は、生徒さんから急かされてしまう。


分かっている、だが基本も大事と引継ぎへ向かう心を押さえる。


どうも、この十年引継ぎ中心にお稽古をし過ぎたという反省もあり、今は少し躊躇している。


古典も大事だが、毎週の基本のお点前には、大きな人間性を育てる茶の湯の大事な心があると思うのだ。


花は季節が廻れば、桜も咲く!


春も来れば草も自ずと生ずるのだ!


一花五葉に開き、結果自然に成るという教えを残した達磨大師の心に学ぼう。


毎日のお稽古が大事と、初心に帰り、自分の慢心を反省!


桜の小さな蕾を見て、思ったのである。


春の桜には、大きな希望を花咲かせたい。


いつもこれが最後と、力いっぱい頑張る、それもいけないのかもしれないが私の命の証。


今日命が尽きても後悔はしない。


全身全霊を一服のお茶に込めてきた、小さいがそれは大きな宇宙を見ることでもある。


禅の神髄なのである。