今日は、朝早くから大忙しであった。
母の介護、友人の力を借りて、母の世話が出来た。
三日で、何とか母は一人で立ち上がるところまでいった。
兎に角、転んで骨折して一月。
もうこれで、最後と諦めたが、皆さんの協力で回復!
私たちも、初活けをしたり、書き初めをする元気が出た。
大晦日も元旦もなかった。
今日は、やっとお節とお雑煮が母も食べられ、ホッと一息。
母の世話をしていて、茶道の心得がこんなに役に立つとは、夢にも思わなかった。
草人木とは、茶の字である。
本草学、人類のルーツ、その長い歴史の中で、茶の効用が如何に我々に役に立ってきたか、本当にこれらの文化には、感謝である。
母が、ひとまず元気になったのは、茶道のお蔭である。
私の病も、茶の湯にめぐれり会えなかったら、ここまで回復することはできなかったのである。
室町時代から、能阿弥や千阿彌などの同朋衆は、それぞれの分野での専門医であった。
能阿弥は、将軍の精神科医の主治医のようで、絵画で将軍の心を癒し、芸阿彌は日本庭園や石庭で病んだ人々を助けたという。