茶道体験教室 パート4  生徒さんとの日々のしおりとして、このブログを使わせていただきたいと思います。

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今年の初釜は茶室披きのお祝いも重ねた。


大震災で予定より半年伸びたので、初釜にしたのである。


今年の秋の茶会は茶名のお祝いの生徒さんたち。


出来る限り、全員参加のかたち。


今日から、そのためのお稽古が始まった。


それぞれ、大円真の復習の後、台子の炭の方、台子の薄茶の方が本番のお道具でお稽古である。


4時間以上の猛特訓!


皆さん頑張ってくれた。



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炭は上手に入るが、灰がいけなかった。


風炉の灰を上に載せただけで、灰型を作ったので炭が沈んでしまう。


まあ!


本番までには、直せるが私の大失敗。


新品の灰は柔らかすぎるということを、しばらく忘れていた。


古い最高の灰に慣れて、今を忘れる。


当日は、私は水屋係である。


準備は灰も大切なことである。


今日はよい勉強に、私もまだまだと戒めた。


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香合は、生徒さんが選んでくれた。


お目出度い、鳳凰のものでよいと思った。


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濃茶が終わると、後炭を省略。


何しろ、当日は茶事の流れで、八寸で千鳥の杯の作法も勉強する。


季節も、初炭だけでお薄までならやれる。


お薄もお道具を今日決めたものもある。


茶会となると、一番心を配るのはお道具の取り合わせ!


すぐ、初釜なので初釜のお道具も考えながらの今日のお道具の組み合わせなのである。


お薄の方は、今日が初使いのお茶碗に工夫した。


何しろ、立てづらい茶碗。


光悦風の筒に近い茶碗でそこが平ら。


私もこの茶碗では、立たなくて苦労したことを思い出した。




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次茶碗も私の好み、テレビの撮影で太一君が呑んでからは、まだ使ったことがない。


馬盥、立てづらく、茶巾でも拭きづらい茶碗だが、私には思い出があり、宝物なのである。


30年たつが、使うのは二度目とは大事にし過ぎだろう。

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生徒さんは、いろいろ工夫して何度目かに、やっと上手に立ててくれた。


今日は、もうこれだけでお稽古の甲斐があったと嬉しかった。


流石、サウスポーで茶名まで頑張った方と、私は感心し、安心した。