「住まいの窓を考える」のテーマも、今回の「景色を見る窓」編で一段落。
景色が見えるなんて当たり前、と思いがちですが、実際ほとんどの窓はカーテンやブラインドを締め切っているのではないでしょうか?

休日など時間を過ごす時間が多いリビング。出来ればその窓からは気持ちの良い景色が観たいですよね。
もし、プライバシーの問題が無ければ思い切った開口を設けましょう。
目障りなサッシを引き込み式や折り畳み式にすると、外と連続した開放的な雰囲気が楽しめます。

窓の話と少しずれてしまいますが、プライバシーが気になる場合はやはり庭をプライバシー性の高い空間にする配慮も必要です。
そんなに広くなくても、木塀などで外部と仕切ることで「観る」景色に還る事が出来、窓を活かす事が出来るのです。

全開口でなくても、あえてFIX窓にしてすっきりと外部を見せる窓にすることも可能。
まるで景色が切り取られたようで、普通のサッシ越しにとは一味違う景色を味わえます。

大きな窓から見える景色だけではなく、ちょっとした小窓から見える景色も大事にしたいところ。
例えば和室などには地窓を設け、その前だけに植栽を施すだけでも外の雰囲気が感じられます。
廊下の突き当りや玄関ホールにそのような窓があるだけで雰囲気はガラリと変わります。

窓から見える景色を楽しみたいのなら、建物の配置計画の段階から「何が見える」「何を見る」ことを考慮に入れて、周囲の環境と調和した開口計画を進めて行くことをお勧めします。