「・・恋をしてほしい」
風香は〝うん〟と頷いてくれた
恋・・・どうやって始めるんだっけ?(笑)
日常は何も変わらないのに、たった一言でこうも違って感じる
憂鬱だった朝だって、君との始まりの時間に変わる
少しずつ、少しずつ、、君が恋に堕ちたらいい・・
擦れ違い始めてからは家の中で顔を合わせる事が少なくなっていた
不思議だよね・・
お互いに避けていたのかもしれない
今は君を感じたくてどうしようもない
「後で連絡するよ」
〝うん、待ってる〟
こんな他愛もない会話なのに、どれくらい振りだろう
相変わらず仕事は忙しく時間も作れないまま日々は過ぎていった
それでも、家に居ない時間はメールや電話で連絡を取り合った
ただ・・風香と繋がっていたかった
『にやけてる』 何度、潤から言われただろう
「風香、今日は何時に終わる?
仕事が早く片付きそうなんだ、映画観に行こうよ
風香が観たいって言ってたの今夜が最終日だったよね?」
映画を観て、食事する・・まるでデートだな
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優もやり直したいって思ってた事が嬉しかった
そして、、私の気持ちを分かろうとしてくれた事
全てが解決した訳じゃないけど一歩前に進めた
優とまた恋から始める
今は私の片想いなのかな・・
優の何気ない言葉、何気ない仕草、
そんなちょっとの事にドキドキする
私・・本当に恋してるんだ
日々は変わらず過ぎてゆくのに、今迄と全然違って感じる
優は相変わらず忙しそうで、家に帰って来るのも毎晩遅い
二人の時間なんて同じ家に住んでても殆ど作れない
それでも、今までとは違う
優はちょっとの時間を見つけては連絡をくれる
優からのメール、こんなだったかな?(笑)
映画観て、食事って、、デートだよね?
優とのデートなんて、どれくらい振りだろう
私、もっと素直になっていいのかな・・