風香の部屋の前から立ち去ろうとした時
扉が開いて、目を真っ赤に腫らした風香が部屋から出てきた
「風香・・ごめん」
〝ううん、私も・・・〟
言いかけて、、風香は僕の胸元に顔をうずめた
〝ごめん・・ちょっとだけ、こうさせて〟
抱きしめたかった
でも、髪を撫でるのが精一杯だった
「ごめん・・風香、君を傷つけてたのに・・気付かなかった
いや、気付かない振りをしてたのかもしれない・・
俺は風香とやり直したい
風香が俺を許してくれるなら・・」
〝優・・私もやり直したいと思ってるよ
でも、怖いの・・
もう、あの頃のようには戻れないんじゃないかって考えると・・怖いの〟
風香が愛しくてたまらなかった
「風香・・やり直すんじゃなくて、始めてほしい」
〝えっ?〟
「また僕と恋をしてほしい」
そして、恋に堕ちてほしい
僕はもう堕ちてる
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
泣いてた顔を見られるのは嫌だったけど、優と話したかった
ドアを開けて優の顔を見たら、
たまらなく優を感じたくなった
優の胸に顔をうずめて、優の匂いに包まれる
やっぱり・・優が好き
私だって、あの頃のように戻りたい
でも・・
恋をするの?
優とまた恋を始める
私はもう始まってる