・・あれから一週間、、椎名潤からは何の連絡も無い、、、
当然といえば当然なんだけど・・だって、仕事の関係だけなんだし。
エレベーターの中で「分かれよっ」って言われた時、ドキドキした
彼は1Fに着くまで黙ったまんまで気まずいまま別れちゃったし。
ヤダ、私・・気になってる?
あぁー、、来ちゃった!
この店に来たら彼に会えるような気がしたけど・・
『こんばんは』
声の主は佐々木優だった。
『今、来たんですか?良かったら一緒にどうですか?』
ちょっと迷ったけど、、彼の事をもっと聞いてみたかった
『何、飲みます?』
〝私は・・ウーロン茶で・・〟
彼が言った[俺以外の前で酒飲むな]が浮かんできて・・
『お酒飲まないんですか?』
〝はい、今日はやめときます〟
・・私ったら、、バカだっ!
『先日は潤の奴がすいませんでした、
・・あれはヤキモチかなぁ?』 佐々木さんは笑いながらそう言った。
『浅野さんは潤のこと、どう思います?』
〝えっ?どうって・・悪い人ではないのは解ってます〟
まさか、気になってます・・なんて言えないし・・・
『潤って、昔は天使みたいな奴だったんですよ、
高校の時に潤の兄貴が亡くなって・・それから、今みたいな感じに・・
でも、僕は今の潤が好きですね、昔は無理してたんだと思う
潤の兄貴って子供の頃から病弱で、、
潤はいい子でいなきゃいけなかったんでしょうね・・』
佐々木さんはとても優しく話す人だ
〝佐々木さんは椎名さんの事、とっても解ってるんですね〟
『あいつ、解り易いでしょう? 好きな女の子はいじめる・・とかね』
「オイ、優、、こんなとこに居ないでさっさと家帰れよ!
奥さん、待ってんだろう」
『潤、、来たのか』
「来ちゃ、悪いのかよ」
『ほら、解り易いでしょ!浅野さん、潤を頼むね・・』
佐々木さんが帰って行き、私達は二人になった・・
「何で居んの?」
〝えっ? うん、偶然・・ううん、あなたに会えるかもって思ったから〟
「ブハッ、 そんな事言うキャラだっけ?」
〝ううん、今・・すっごく恥ずかしい〟
「出よう!」
地下にある店を出て階段を上がる・・
「キスしていい?」
こういう時は強引じゃないんだ・・
〝イヤだって言ったら?〟
「ハハッ、そんなこと言わせない・・」