僕の好きな君・・・⑨ | S・U・K・I・D・A・Y・O ♪

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日々の事/好きな事/妄想ストーリーなど・・気ままに書いてます。

明日は、いよいよPVの撮影日だ。


君はこの仕事が決まった時から全然落ち着かないね。


僕は・・・正直、複雑かな?!


君の喜ぶ顔を見たいけど、彼らを見て喜ぶ君の顔は見たくない。




彼らはアジアのスターで、どう考えても現実的ではないんだけど・・


そう、頭では分かっていても、君を彼らに会わせたくない・・。


君が彼らに会ってしまう前に、君を自分のものにしたかった。


出来るなら・・そうしたかった。




撮影場所には、彼らが先に入って撮っていた。


『ヒロキさん、入ります』


そう言われた時、今まで味わった事のない緊張感が僕を包んだ。


5人で歌う彼らに・・圧倒された。


凄い・・思わず口から出ていた。


後ろを振り返った僕の目に映ったのは・・


彼らを直視し、彼らしか見えていない君の姿だったんだ。




『はじめまして、よろしくおねがいします』


差し出してきた手はビックリするくらい綺麗だった。


「こちらこそ、宜しくお願いします」


差し出された手を握り返しながら


スターのオーラと、人間性の良さを感じた。


僕の主演した映画も観てくれていて


「カッコよかったです」と


カッコイイ彼らに言われて、くすぐったい気分だった。


『うちのマネージャーが貴方たちの大ファンなんです』


言わないつもりでいたのに・・・僕もバカだよな。


君は・・今にも泣きそうな顔して僕の顔を見たっけ。


ファンであること、一緒に仕事が出来て嬉しいこと・・


君の言ったことに彼らは思いのほか喜んでくれてさ。


一緒に写真を・・って、周りのスタッフに促されて撮ってもらってたっけ。


誰が一番好きなのか・・って訊かれてたね。


僕も知りたかった。


君が答えた名前の人はガッツポーズして喜んでたよ。



彼らとの絡みの部分を撮り終えると、


『できあがりをたのしみにしています』


そう言って彼らは先に撮影場所を後にした。



その後、僕は相手役の女優との撮影だった。


PVにしたら過激なシ-ンの連続だった。



帰り際・・何となく君にイライラしたんだよね。


『ねぇ、今日のこと感謝してる?』・・意地悪したくなった。


はい、ありがとうございました。


ヒロキさんが言ってくれたお陰で夢みたいな気分です。


『何かお礼してよ』


はい、私に出来る範囲なら何でも言って下さい。


『キスして』


・・君の返事も聞かないうちにキス・・した。