今日はパン屋さんで

よく聞かれる質問から


売れ残ったパンはどうしてるの?


サンクレールは

あるご縁がきっかけで

こんな取り組みを始めました



もう10年以上前のこと

当時高校の総務主任をしていた

同級生から連絡がありました


購買がなくなることになって

生徒が困ってるんだ!

パン屋さんで何とかならん?


前向きに検討しますなんて

あまり気乗りしないで答えると


お前んとこの

売れ残ったパンでいいから

売りに来てくれんか?


そんな提案を聞いて

まさに渡に船!とヒラメきました





当時はグランクレールがオープンしたばかり


パン屋のブランドを育てるために

前日のパンは翌日に売らない方針でした


残ったパンはスタッフに持って帰ってもらい

あとは処分していたのです!




もったいないとは思っていても

お客様との信頼を築くためには

常に新鮮なパンを売らなければならない


当時はそれが当たり前の発想


残ったパンをもらって

スタッフも最初は喜んでくれたけど

慣れてくるともらうのが当たり前になって

パンを最後まで売ろうという気が薄れてくる


そんな悩みが晴れるときが来ました!



翌日のパンを

安く販売すれば

高校の生徒さんも先生も助かります


そしてパン屋さん自体も

廃棄するという悲しいことはなく、 

最後まで美味しいと食べてもらえます


お互いにとって

とてもよい関係ができたし

地域の人々に喜ばれる形が増えたのでした


さらに良かったこともありました


販売員は

当時70を超えた会長さん

さすがに現場からは引退したものの

まだまだ元気でしたので

喜んで引き受けてくれました


孫のような高校生たちと

楽しそうに販売している父親を見て

こんな親孝行もアリだと納得しました



高校での購買は

今では4箇所に及びます


長いことやっていて

嬉しいこともあります


お店にいらした

親子連れさんとの話で


学生の頃は高校の購買で

こちらのパンにお世話になっていて

それからずっとファンなんです


そんな繋がりがあることは

地域に根ざすパン屋さんとして

とても大切なこと




パンを通して地域の人々を笑顔にしたい!


そんな想いで今年からは

地域のこども食堂を支える活動にも

サンクレールは支援しています