名古屋の「あの桜」が今年で見納め
そんな噂を耳にしたので
とにかく見に行くしかないよね
私にとっての「桜坂」
サンクレール平針店が
名古屋市天白区平針にオープンしたのが
2007年(平成19年)の5月
サンクレールが
赤字店舗を2店舗閉めて
再起を図った思い入れのあるお店
スタッフが定着するまでは
毎日自宅から平針へ通いつめ
必死の思いでやっていたことを思い出します
なんとか無事オープンでき
目標の売上も達成できた翌年の春
平針のおとなり植田というところに
街中の道路の両端に桜が素敵な場所があると聞いてからは
何度も訪れるお気に入りの場所になりました
ここ平針から
再出発したサンクレールは
なんとか軌道に乗ることができ
さらには
ここを足場に名古屋駅(通称名駅)に
出店するチャンスが訪れたのでした
それからは名古屋中心の時間が増え
ここの桜はこれからずっと
見られるものと思っていました
ところが
名古屋に進出する夢がかなったものの
コロナ禍など
いろんな事情が重なり名駅の店舗は閉店
この平針店も撤退したのが2年前のことでした
夢半ばで、想いを残しつつ辞めることは
ほんとうに辛く、ふがいない自分を
攻めるしかありませんでした
それ以来ここの桜を
見に来ることはありませんでした
それが今年限りとの知らせを受け
恐る恐る現地の桜を見に行きました
きっとまたつらい過去のできごとが
いろいろ浮かんできてまた
逃げ出したくなるのだろう
でも最後なんだから
しっかりと向き合わなくちゃ
車で通り抜けるのはやめて
しっかりと歩きながら
お別れをすることにしました
ここの桜通りは
坂道になっているため
歩いていくのはなかなかたいへんです
桜の木々をよく見ると
かなりの老木でもしかしたら
お役目ご免で伐採されるのかも知れません
ありがとう
植田の桜さんたち
これまでたくさん楽しませてくれて
ほんとうにありがとう
自然とその言葉が湧いてきて驚いたのですが
やはり楽しかったことの方が
多かったことを思い出しました
これでお別れだけど
最後に来れて本当によかった
お別れじゃなくて
新たな旅立ちのときなんだね
過去の出来事に
向き合わずに逃げてばかりいて
ずっと前に進めなかった自分
この桜並木を歩きながら
これからは笑顔が取り戻せそうな気がしてきました
この街はもう来ることは
ないのかも知れないけれど
これまで本当にありがとう
これまでの思い出をしっかり
胸に秘めながら今度こそ
自分の足でしっかり歩いていきます
すっかり日が暮れたこの街をあとに
たくさん思い出と
しっかりと向き合えたので
涙はありませんでした
しかし数日後
桜をテーマにしたこの楽曲を聞いたとき
思わず涙があふれそうになりました
2025年の桜の記憶は
これからも大切にしていきます
でもね本当に大切なのは
今を生きることですから!







