今朝のウォーキング(朝散歩)
普段と違う場所を歩いて見つけた
色とりどりのチューリップ
咲いた咲いたと浮かれていたら
ヤフーさんからこんなニュースが
パン屋倒産件数 過去最多
咲いたと最多を引っかけて
親父ギャグをかましている
場合ではありません
さらには
ネットニュースで一度クリックすると
関心があるとして、同じような内容の
ニュースがまた飛び込んできますよね
ネット情報だけでなく
目の前の事実は
やはりインパクトがあります
実際街のパン屋さんが
頭を悩ます問題
一番の大きな要因は
原材料にとどまらず
人件費、光熱費、包材費など
すべての経費が上がっていること
でもこれは
パン屋に限らずどの業界にも起きています
個人店に限定していえば
街のパン屋さんだけでなく、
個人のケーキ屋さん、八百屋さん、魚屋さん
みんな少なくなっています
個人、または夫婦で営んできたお店は
高齢化、後継者問題、人手不足など
たくさんの問題を抱えながらも
やりくりしてきたはず
さらには街の人口の流出、
大型スーパーの進出による
人の流れの変化も要因です
結局倒産という結果に至るには
いろんな要因が重なった結果
その中で大事なことは
時代も変わり、環境もニーズも変わる中で
ずっと同じ商売を続けるのは
リスクが大きくなるだけ
だから変化(進化)することも大事
ということ
セブンが焼きたてのパンを販売
大手だから
コンビニ利用者のニーズを探り
常に新しい商品やサービスを提供できます
焼きたて(店内調理)という付加価値をつけ
あとはそこまで品質にこだわらず
価格設定もお客様のニーズに合わせています
(お金のない若者でも買える価格設定)
困ったらコンビニへ行きなさい
そういえばマーケティングに詳しい人に
よく言われました
今やコンビニはトレンドの宝庫
新商品だけでなく、新たなサービス内容も
とっても参考になります
少し前までは
コンビニスイーツが人気となり
高級路線に走る時期がありました
しかしそれは商品の仕入れ価格が高く
廃棄ロスになると利益に大きな影響を与えます
そして今は
コンビニのお客様は二極化しており
高級なものばかりではお客様も離れてしまいます
すべての価格が上がっている中で
お値打ちな商品をどうやって提供するかに
取り組まなければならなくなりました
そこで始めたのが店内調理
商品を仕入れるより店内調理をした方が
商品原価が下げられるため
販売価格もお値打ちにできる
それがコンビ二で店内調理が増え
焼きたてパンも取り扱う理由です
ご近所のお客様に好評なパン自販機
中小零細企業はどうする?
原材料の高騰を仕組みで変えることは
なかなか簡単にできることではありません
結局は地域のお客様が必要とするものを
しっかり販売していくしかありません
パン屋さんにしても
おいしいパンを作り続けるだけでなく
話題性のあるサービスや地元イベントの参加など
積極的に取り組んでいくことが大切になります
この先もずっとお客様に愛される店づくりをすること
このことを忘れずに
商売に取り組んでお客様の輪を広げていけば
「倒産」なんてことは絶対に防げます!
サンクレールでは
パンやスイーツに関するお困りごとの
ご相談を承っています
先日は地元の商業高校から
マーケティング授業の一環で
オリジナルパン共同開発のご依頼がありました
パンを作ったことがないので
どこに相談したらよいかわからなかったそうです
パン屋として
50年近く培ってきた技術とノウハウ
近年話題の冷凍設備も駆使して
ご要望にお応えしてまいります