ずっと言えなかった「ありがとう」の言葉

 

 

昨年のこと

テレビで「おかざきカレーパン」が紹介され

翌日に高校の同級生からメールが

 

 テレビ見たよー

 すごいなぁ

 頑張ってるなぁ

 って、自分のことのように

 うれしくなっちゃいました!

 

 小学生の時からパンが好きで

 下村くんのお父様、お母様の

 作られた「焼きたてパン」で育ったから

 

 これからもずっと美味しいパン、

 パンの素晴らしさを、

 多くの人に伝えてほしいと思っています

 

教師をしてる彼女の言葉は

「あること」を気づかせてくれました

 

 今自分がいる環境は

 両親がゼロから必死に

 つくりあげた場所で

 

 今でも長く取引がある

 多くの会社も両親が築き上げた

 信頼関係があるから

 

 応援してくれてありがとう

 両親にもちゃんと

 感謝しないといけないね

 

彼女にそんな返信をしたものの

 

両親にはまだ

素直に「ありがとう」

伝えることはできませんでした。

 

 

しかしちゃんと

そのタイミングは来るんもんです

 

あるセミナーで

事業継承の講義を受けた際

 

「社史を作る」という

課題が与えられました。

 

先代の想いを

後継者に繋ぐ!

 

スト――ン!!

 

自分がやるべきことが

はっきりした瞬間でした

 

早速両親に「社史」のことを話し

食事に誘いました

 

その日はたくさんの

当時の写真を持って来てくれて

商売の話が止まりません

 

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特に普段話さなかった父親が

その日は母親より饒舌だったのは

驚きでした

 

パンが大好きでパン屋をやったのではなく

親が作った借金を返すため、そして

生き延びるために必死でやってきた結果

焼きたてパン「ベイクしもむら」

たどり着いたそうです

 

 

さらに息子(私です)を

迎え入れるため

大きな借金をして、

サンクレール大清水店

出店した経緯も聞きました

 

ずっとお金に苦労しながら

それでも3人の子供を

育てあげくれました

 

そしてりっぱなお店をつくり

しっかりと繋いでくれました

 

ほんとうに

「ありがとう」

 

両親に感謝を伝えたいときは

昔の話にきちんと耳を傾ければ

自然と言葉が湧き出るものなんですね

 

平成4年1月オープンのサンクレール大清水店

 

そして慣れない手つきで

厨房にいるのが私です!

 

 

弱冠27歳の春です!

今年の春で56歳爆  笑

 

今さら原点回帰ではないですが

これまでたくさん受けたご恩を

しっかりと形に変え

多くの人と繋がってお返しして行きます!

 

私の「恩送り」はこの場所から!

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たくさんの事業所さんと

たくさんのお客様を

笑顔でつないで行きます!