【こたえはずっと奥の奧】
笑顔にしたい人は誰?
平成18年に社長に
就任するタイミングで
「経営理念を考えるセミナー」
に参加
自分の中の
たくさんの夢た希望を書き出し
そのなかからキーワードを見つけます。
自分のやりたいこと叶えたい事を
会社の理念にすることにしました。
それが
「おいしい笑顔と楽しい食卓をプロデュース」
おいしいパンを食べると
自然と笑顔になる
それが、おいしい笑顔
家族がパンを囲んで
笑顔で楽しい時間を過ごす
そんなシーンをサンクレールは
プロデュース(提供)したいのです
その2年後にたくさんの人で賑わう
石窯パン工房グランクレールを出店
テラスでは
出来立てのパンを食べて
おいしい笑顔も人々
イベントも開催したり
こちら側も自然と笑顔になれました
こだわりのパン屋である以上
品質も高めていく上で
職人の採用を決めました
もちろん、これまでも
パン作りを担当する社員はいましたが
そこまでの技術者はいませんでした
ところが、職人たちは
パンの技術に妥協を許しません。
早朝から夜遅くまで働き
他の社員にもそれを求めます
確かにパンの品質はあがり
お客様の評価も上々でしたが
社員からは笑顔は消えて行きました
「謎が解けました」
何が謎かって?
サンクレールの社員、
そして私自身に笑顔がない理由
創業からずっと
「楽しいパン屋さん」であったはずが
いつしか変わってしまったのです。
その想いを
会社でいろんなことが起こるたびに
ずっと奥へ奥へと押し込めてきました。
今を乗り切るためです。
それがもう地下に埋もれて
さらには地球の裏側に
届いていってしまったらしいのです。
もう間に合わないかも
知れないけれど、
このまま死んでも死に切れません。
謎が解けた以上、
もう一度、
ブラジル(地球の裏側の意味)
まで行ってでも取り戻したいのです!
サンクレールのみんなとまた
笑顔で過ごす時間を夢見て