【コロナの一撃】
週末の土曜日、お昼時
東名高速のSAでカフェに入ったところ
貸し切りの状態でした。
大手チェーン店なので、
すぐに困ることはないと思いますが
以前より明らかにスタッフが減っています。
本日からグランクレールでは
毎年春に実施する「ふわとろ祭り」があります。
たくさんのお客さんで賑わうイベントですが
今年はやはり規模を縮小して実施しました。
数年前までは、過去最高売上達成を目標に
たくさんのスタッフが早朝から忙しく働きました。
最近では人手不足ということもあって
予算を抑えながらもやはり大きな予算を目標に
イベントに取り組んできまた。
目標予算を達成すること
チラシも何万枚も投入し
先着プレゼントや抽選会の豪華景品
集客のためには
あらゆることを行ってきました。
半額金券キャッシュバック
そんなことさえ以前は普通にやってました。
お客様は本当に満足しているのか
普段利用しているお客様にとって
大きなイベントは嬉しいことなのか
売上があがることが
スタッフにとって本当に売れしいことなのか
毎年その思いがその疑念が強くなりますが
去年の売上の数字を見ると、結局また
同じようなイベントを計画します。
そして今回
コロナの一撃





で、見事に打ち砕かれました
売上偏重の考え方
たくさんの人を集客して
たくさんの売上をつくることで利益をあげる
コロナ感染対策が招いた環境の変化で
お客さんの行動が変わり
これまでの方法では集客がうまく行きません
終息するまでなんとか耐え凌げば
一旦はもとに戻るかも知れません。
何もなかったかのように
千載一遇のチャンス
サンクレールは
新しいベーカリーの形を創造するため
「パン屋からの脱却」を掲げています。
あたりまえだった長時間労働をなくし
時短に向けての働き方改革
女性活躍の環境づくりなど
取り組んできました。
それでもまだ道半ばだったのは
売上がなくなったらという不安な気持ちが
自分自身の中で拭えなかったから
ある意味、強制的に売上が下がっているなら
やるべきことは無理に売上を戻すのではなく
売上の中身を見直すこと
利益の出所を明確にすること
経営者なら誰でもやっていることを
パンの製造は数値化は難しいからと
真剣に向き合ってませんでした。
コロナという「ラスボス」は
人々を恐怖のどん底に突き落としつつも
新しい世界を作ることを促すために
現れたのかも知れません。
私のような優柔不断な経営者に目を覚まさせ、
新しい世界へ踏み出す勇気と覚悟を授けてくれたと
土日限定「大盛り焼きそばコッペ」新発売!
でもね、こうやって新しいパン考えてみたり
イベントをいろいろ考えてみた方が
どんなに楽しいことか

まだまだわかってないようです
