【南海トラフ新想定】震度7地域拡大10県153市町村に 防災計画見直し不可欠
内閣府の検討会が公表した南海トラフの新想定では、震度7の激しい揺れに襲われる地域が10県の153市区町村へ大幅に広がった。静岡を除く各県では、震度7はほとんど想定されておらず、防災計画の見直しは不可欠だ。
愛知県では名古屋市や豊橋市など主要都市のほとんどが震度7となり、ほぼ全県で6強以上の揺れが襲うと想定。想定被害の増大は避けられそうにない。県庁所在地が震度7になるのは計7県で、地震後の対応への悪影響も懸念される。
南海トラフの巨大地震に連動し、内陸で直下型が発生する可能性も指摘されている。検討会の阿部勝征座長(東大名誉教授)は「過去の例では巨大地震の前後数十年間は内陸地震が約4倍に増えた。マグニチュード(M)7級の直下地震が起きやすくなる」と話す。
平成7年の阪神大震災を巨大地震の前触れと考える研究者もいるといい、阿部座長は「十分気をつける時期に入っているのではないか」と指摘した。
今回の新たな揺れの想定は、地震学の最新の研究成果を反映させた。南海トラフのプレート(岩板)境界は深さ10~30キロで強く固着し、ひずみを蓄積しているとされ、従来はこの範囲を震源域とした。しかし、近年の観測でもう少し深い場所にもわずかな固着があり、「低周波地震」という微小地震が起きていることが判明。新想定では、この地震が起きる陸側の深部まで震源域を拡大した。
一方、東日本大震災で想定外の福島県沖でも地震が起きた教訓から、震源域を九州東部沖の日向灘へ拡大。この影響で宮崎市など宮崎県各地で新たに震度7になったほか、大分市では従来の5強から6強になるなど、強い揺れの範囲が広がった。
愛知県では名古屋市や豊橋市など主要都市のほとんどが震度7となり、ほぼ全県で6強以上の揺れが襲うと想定。想定被害の増大は避けられそうにない。県庁所在地が震度7になるのは計7県で、地震後の対応への悪影響も懸念される。
南海トラフの巨大地震に連動し、内陸で直下型が発生する可能性も指摘されている。検討会の阿部勝征座長(東大名誉教授)は「過去の例では巨大地震の前後数十年間は内陸地震が約4倍に増えた。マグニチュード(M)7級の直下地震が起きやすくなる」と話す。
平成7年の阪神大震災を巨大地震の前触れと考える研究者もいるといい、阿部座長は「十分気をつける時期に入っているのではないか」と指摘した。
今回の新たな揺れの想定は、地震学の最新の研究成果を反映させた。南海トラフのプレート(岩板)境界は深さ10~30キロで強く固着し、ひずみを蓄積しているとされ、従来はこの範囲を震源域とした。しかし、近年の観測でもう少し深い場所にもわずかな固着があり、「低周波地震」という微小地震が起きていることが判明。新想定では、この地震が起きる陸側の深部まで震源域を拡大した。
一方、東日本大震災で想定外の福島県沖でも地震が起きた教訓から、震源域を九州東部沖の日向灘へ拡大。この影響で宮崎市など宮崎県各地で新たに震度7になったほか、大分市では従来の5強から6強になるなど、強い揺れの範囲が広がった。