宇宙は宇宙の壁にある二次元空間で発生している出来事が投影された三次元の空間で、その本質は我々が物体として感じている物は全て物質がプラズマ状態から消滅する時に発する電磁波の振動と周波数によって物の見え方や形状が決まる奇妙な世界で、宇宙にある素粒子を全て集めてもその全体量はリンゴ1個分くらいしか無く、物体の大きさや質量はその物質が持つエネルギーが質量に変換されているだけで、実際には宇宙はごく少量の素粒子(量子)とエネルギーに満ちたスカスカの空間なのである。
また、宇宙空間は真空中も含め全て無限の寿命を持つ電子で満たされていて時間の概念を生むエントロピーの増大も物質がエネルギーに戻る過程を垣間見ているだけで実際は時間も空間も全てが幻の存在なのである。宇宙は広大で果てしなく見えるが全て質量の有る物質が作り出すエネルギーがその形を変えただけの物であり、時間と空間はエントロピーが増大する現象と情報の積み重ねが生み出すホログラフィックの世界である。
また、重力もこのエントロピーによって創発された力で、引力や空間の歪とも違い、辻褄合わせの為に生まれたダークマターの存在も否定される。
我々が感じる距離という空間には時間という時の流れが必ず絡んでくる。すなわち空間は時間に支配されていて時間は空間が無ければ存在しない。
この宇宙には時間と空間のある開けた世界と時空が存在しない閉じた世界の両面が隣合わせで存在する。
物質即ち質量がある我々の世界(時空がある世界)と素粒子、即ち量子の世界(素粒子にもヒッグス粒子により質量はあるが種類によって重さもまちまちであり無限の寿命が有る素粒子は時間と空間が無い世界)に分けられて閉じた世界では素粒子は波の形で存在している。閉じた世界を我々が観察するとその一瞬だけ素粒子は粒子としての振る舞いをする。また、真空中では物質と反物質が対消滅をしながら現れたり消えたりするのは、その閉じた宇宙と開いた宇宙の空間と繋がる時にその現象が生じる。
現在、定説とされている宇宙が誕生したとされるビックバンの前には時間も空間も無かったと言われているが物質が無ければ時間も空間も存在しないのは納得出来るが素粒子はその限りでは無い。
つまりエネルギーは物質であり、物質はエネルギーであるとアインシュタインの数式(E=mc2)が全てを物語っていて、時間と空間は物質が無ければ存在しない事は理解が出来る。
物質に熱エネルギーを加えると固体から液体、液体から気体、気体からプラズマ状態に変化する。ハビタブルゾーンにある地球では水は液体の状態であるが、冷やすと氷に、温めると水蒸気になるが、それ以上温度を加えると水は水蒸気から気体になり、もっと熱を加えるとプラズマ状態になる。宇宙の物質の99%はこのプラズマ状態で常に核反応を起こしていて、水素やヘリュームの様な軽い原子が融合して重い原子をつくる事で熱を発生させ、太陽の様な恒星の中では核融合が膨大なエネルギーを放出するのは核融合で出来た元素が元の原子の質量の総和よりもわずかに小さくなるからで、宇宙では物質が少しずつ熱エネルギーに変換され物質が持つポテンシャルの減少、すなわちエントロピーが増大し、無秩序な状態になりやがて宇宙は物質が無くなり冷えて何も無い状態、即ち宇宙の終焉(ビック・クランチ)を迎えるという説に繋がる。宇宙全体にある物質がたった5%なのにそのうちの99%がプラズマ状態なら我々が住む地球は奇跡の様な特別な環境にあると言っても過言では無い。
ある天文学者は宇宙はビックバンに始まりビッククランチに終わるといった事を繰り返しているのでは無いかという説を唱えている。
この説に一行加えるとすれば、この説は質量のある開けた世界だけの話で閉じた世界、即ち質量の無い素粒子(量子)の世界では素粒子がエネルギーに変わっても直ぐに別の素粒子に変換され、また、電子の寿命は無限である為、宇宙全体からこれらの素粒子は無限に宇宙からは無くならない。
光速に近い速度で移動すると歳を取らないと言われているが質量のある物を光速まで加速する為に相対性理論では無限のエネルギーが必要だとされている。
光は電磁波の一部である。電磁波も光速で移動出来るので電磁波も歳を取らない。即ち無限の寿命を持つ事になる。
無限のエネルギーを持つ量子は波の性質を持っている。しかし我々が観測すると粒子としての振る舞いをする。電磁波も量子も我々が観測する事により寿命を持つ事になる。アインシュタインは光は粒子でも波でも無いエネルギーを持つ粒子として光量子仮説をあげている。
開けた宇宙と閉じた宇宙に隔たりは無い。全く同じ隣合わせで存在する空間である。時間と空間即ち時空のある世界と時空の無い素粒子世界とでは常識は通用しない。量子は常に場から突然消えたり何も無いところから突然現れたりするが時空に住む我々が観測するからそう見えるだけであって、常に波の状態で存在する量子は宇宙全体何処にでも現れる物で、この宇宙はリンゴ1個分の量子で満たされているといって良い。
この量子を核として質量となるのはエネルギーである。そのエネルギーは何かと言うと俗に言う4つの力、即ち強い力、弱い力、電磁気力、重力の全てが質量となる。量子の世界も宇宙も大きさが違うだけで構造は同じであり、我々が現在探し求めているダークマターやダークエネルギーもこの4つの力と全く同じ物である。宇宙を語れば大きさなど何の意味も持たない。実際には無限の大きさに見えるマクロ的な宇宙も量子で見るミクロ的な世界とは理論的、物理的には何ら変わらない。
テレビやパソコンのモニターである液晶画面で見る画像を例に取ると、物や情報は移動するのでは無く液晶画面がそのドットの色を変えて再生されたいる様に、空間で物質や情報が量子自体を変化させて動いている様に感じるだけで、実際には真空中を含む宇宙空間にぎっしりと詰まった量子が形を変えながら変化しているだけである。
このブログで最初に述べた宇宙は宇宙の壁にある二次元空間で発生している出来事が投影された三次元の空間で、その本質は我々が物体として感じている物は全て物質がプラズマ状態から消滅する時に発する電磁波の振動と周波数によって物の見え方や形状が決まる奇妙な世界と言う訳である。
