アースダイバーという都市論
中沢新一という文化人類学者が書いた著書において東京という土地柄は古くは縄文時代からの名残があるというものでありそれぞれの場所を建築ではなく地理や宗教、歴史などと結びつけて考察されていた。それによれば古くは洪積層と沖積層などの岬という場所に人々は聖なるものをつくったりしていた過去があり、現代においてそのような場所にその独特な名残や地域性があるというものである。例えば浅草などはもともと土地としては生命が宿るような肥沃な場所ではなかったために草が浅いという意味から浅草と呼ばれたりしていて・・・。とか彼がもともと宗教に根ざしていてエロティシズム的な考察が多く藤本壮介の洞窟を志向したりする事と若干似ているのかなぁと思ったりした。モダニズムはオブジェクト的な感じだが藤本壮介の志向するものはオブジェクトとは異なるものであり、人間のもっているねちっこさが感じられる。