昨夜は初の、さだまさしのコンサート。

ずいぶん前から、両親と3人で行くチケットを取っていた。

神戸国際会館で18時開演で、定時に会社を出ても間に合わないので、なんと午後半休。

なぜ開演が18時という早い時間帯なのか?

さださんがしゃべりまくるからに決まってるじゃないですか☆

途中休憩なしの、ノンストップ3時間。

ふつうのライブくらいプレイもして、あとの1時間強はトークね。

さださんのは一度は行ってみたかったんだけども、やっぱり行く価値はある。

毎年年末のカウントダウンライブの延長で生放送される番組“生さだまさし”を見てもわかっていたけど、この人の人間力というか求心力のすごさがわかった気がした。

みんなが「さださんのためなら」と思ってしまう何かを、この人は持ってるんですね。

そして、“今日たった今から、どんなに小さくてもできることをやろう”という思いを即実行できる人です。

実際そう思うのは簡単だけど、取りかかるのをつい先延ばしにすればするほど腰は重くなるし、結局はやってないのと同じ。

でも、今ここで始めたら、その足元から次々と、物事は未来に向かっていい方向に枝分かれしていくもの。

そういう信念で、東日本大震災の被災者の方の支援にも当たっておられる。

1年は365日しかないのに、この人はどこで身体を休めているんだろう。

「震災が起こった時、演奏家は本当に無力だと思った」
「でも、いつか音楽が必要とされる時がきっと来るから、頑張ろう」

そういう思いでこの半年活動されているそう。

実際、被災地各所でギター1本抱えて避難所周りも続けておられて、みなさんが涙を流して喜んでおられるそう。

こんな話をできるのは、実際に行動して自分の身を持って経験、体感されたから。

常日頃の努力を思うと、そのパワーは想像を超える。

誰もが真似できることではないけども、自分の生活の中から一歩でも近づくことはできるかもしれないな、そう思った。

先月リリースされた新譜から何曲かプレイしていたけども、さださんの曲はみな絵画的だから、心が豊かになる気がする。

また聴きに行きたい。