日曜日、三宮の三木楽器で、中村たかし先生のウクレレ教則本出版記念ライブがあった。
西からは教え子の新納 悠記さん、東からはサラブレッドの名渡山 遼さんという、若手2大ホープがゲスト参加。
新納さんは23歳、ウクレレを始めてからでもまだ3年ほどしか経ってないのに、数々のコンテストでグランプリ獲得。
名渡山さんにいたっては若干18歳!にもかかわらず、中学時代からウクレレそのものを造ってしまうほどの入れ込みよう。
2人はどちらかといえば静と動の二極に分かれるくらいタイプが違うのだけども、この卓越したテクニックはなんということだろう。
中村先生にしても若手ふたりにしても、パフォーマンス中に時折見せる喜びの極みみたいな表情が印象的だった。
計算なんかでなく、こみあげてくるような表情。
心底ウクレレを楽しんでいることが伝わってきて、ハッとした。
練習するときから、曲を大切にして気持ちを入れて弾くと、上手下手ではなくてなにかにじみ出るものはあるんじゃないか。
歌だってそうだ。
自分の中に歌詞を丁寧に落とし込んで、聴こえたいように歌う練習をしているじゃないか。
ウクレレも同じだ。
弾く者が楽しんでいれば、きっとそういうふうに聴こえる。
いろんなことを考えさせてもらった素敵なライブだった。
写真は、若手2人のサイン入りアルバム。
こんなふうに楽しく弾けるようになりたい!
