待ちに待った映画を観ました。
もともと小説を読んでいたので筋は知っていたけども、脚本や演出は映画化に苦労しただろうな、ほんとに良くできていたと思う。
贔屓目を差し引いてもね。
勝手知ったるエリアの、ごくごく見慣れた電車。
そしてその中でさりげなく繰り広げられる、ふつうにありそうな群像劇。
今日街中ですれ違う人、停車した電車の車窓から眺める、向かいのホームに立つ人。
みんなそれぞれに、家族の中に生まれ、人と出会い、誰かを愛し愛され、ときに傷ついたりして。
たまに興味をもったりはするけど、当たり前のことだからすぐに忘れてしまう、そんな個々の小さな世界が、またなんだか尊いものに思えてくる。
人は見かけによったり、よらなかったり。
出逢うって、素敵なことです。
嬉しい出逢いはもちろんのこと、辛い出逢いだって必ず何か意味がある。
小さなことでも、“出逢い”を見逃すことなく、たいせつにしていきたいな。
一緒に行ってくれたみゆるちゃん、ありがとう。
映画の後にいろいれ語れてよかったよ。
(写真は、映画ロケ地周辺マップ、パンフレット、中谷美紀バージョンのラガールカード)
