気づけば、あと数営業日で年度末。

決算の準備もあれば、来年度から増える業務の引継、異動者のお世話…

事務職は萬屋。




東北にも、同じように、慌ただしく流れゆく時間が訪れるはずだったのに。

決算や来期の準備どころではない。

取引先や顧客からの預かり物がダメになってしまったり、起業したての会社もあったかもしれない。

たんなる一般事務職の私ですら様々なことが思い浮かぶのに、経営者の立場から見えるであろう経済活動の被害は、想像の域を超える。




ニュースで、避難所でとられたアンケートが紹介されていた。

さまざまな思いや悩みが渦巻く中、苦しいはずなのに、前向きな声もあった。



「10年後は笑っていたい」



日本は、きっと、日の出ずる国。