楽しみにしていた雑誌の発売日。
仕事帰りに紀ノ国屋に寄り、帰りの電車でページをめくる。
私がいつも一番に見るのは、巻末のレースリザルトのページ。
知っている名前があるかどうか、ついチェックしてしまう。
たまに知った名前を見つけると、よし、いつか私もレースに出るぞ、とやる気が出てくる。
私は、トリックを競うウェイブよりも、スピードを競うスラロームのほうが好きだ。
走っていて、単純に気持ちがいいから。
だから、大きなセイルでのより速いプレーニングを目指して頑張ろうと思うのだけど、それだけじゃない。
レースに出て誌面に載るような結果を出せたら、黙っていても、知らせたい人に近況を伝えることができる。
この世界の雑誌は、日本ではこの一冊しかない。
だから、ウィンドサーファーならたいがいこの誌面を見ている。
消息を伝えたい人、このしぶとさを伝えたい人、感謝を伝えたい人…
リザルトに載れば、一目瞭然。
よし、決めた。
時間がかかっても、必ずやってみせる。