抗がん剤治療の説明を先生から受けた時
副作用で髪の毛が抜ける抗がん剤と
副作用で手の痺れが出る抗がん剤
どちらにしますか？と言われた。
先生のお勧めはどちらですか？と聞いたら
手の痺れの副作用は
だいたい6ヶ月ぐらいでお箸が持てなくなる。
生活に支障が出てくるので
結果、そこで薬を変えないといけなくなる。
出来る限り同じ薬を使い続けるのがベストなので
ファーストラインは
副作用が脱毛の方がお勧め。
と言われた。
言い回しは勿論違うけれど
ニュアンス的にはそんな感じ。
なので素直に
じゃあ先生のお勧めで！
ということで
アービタックス＋FOLFIRI療法を選択。
大腸癌を切除する手術を受け
退院するまでの間
病院の一階にある美容室で
シャンプーをしてもらっていた。
シャワーに入る事が出来ないので
身体はタオルで拭いていたけれど
髪の毛は洗うことが出来ず
美容室でシャンプーのみの利用。
ちょっと贅沢な感じもして
気分も良いし気持ちも良い。
その美容室は医療用ウィッグも扱っていて
抗がん剤治療の話を聞く前から
目にはしていた。
お店の方に
やっぱり抗がん剤を使うと髪、抜けるんですかね？
と聞くと
先生が抜けると言ったら
必ず抜けます。
と言われた。
そこの美容室で取り扱っている医療用ウィッグは
安い物で5万円ぐらいから
高い物だと30万円ぐらいの価格帯だった。
病院内の小さい店舗なので
ウィッグ自体の数も少なく
ここで選ぶのは無しだなぁ〜。と思っていた。
病棟のナースステーションには
色んな冊子が置いてあるスペースがあり
そこにも医療用ウィッグのカタログがあって
色々見たりしていたけれど
そもそも値段がお高いので
全くといって買う気にならず。
そもそも
利用する期間がどのぐらいなのかも解らないのに
30万って。。。
まだ先生から説明を受けていない段階で
1人先走っていた私
そんな時
同じ病棟で仲良くなった方から
グループLINEに招待され
そこで同じ大腸癌の方と出会う。
その方も抗がん剤治療をされるとの事で
医療用ウィッグを買いに行ってきて
意外と安く買えたよー
と仰っていたので値段とお店の名前を聞き
私も抗がん剤治療が始まる前に
お店で試着してから購入
お店の名前はアクアドール(AQUADOLL)
新宿の店舗で予約してから来店
色々見て良さそうなのを6個ぐらい試着し
ショートの人毛と人工毛のMIXで約8万円の物を購入。
それがこれ。
生え際や分け目の部分も違和感なく
帽子を被らなくてもこのウィッグだけで大丈夫。
ただやはり夏は暑い。
どのウィッグでもそうなんだろうけれど
夏は本当に地獄。
で、元々オシャレウィッグには慣れていたのもあり
こうなったらロングも買うでしょ！遊ぶでしょ♪
ってなテンションで
ちょっと経ってからまたまたアクアドールさんで
セミロングのウィッグを購入。
それがこれ。
こちらは全て人工毛。
お値段約4万円。
分け目は勿論違和感無く帽子無しでOK。
最初はこの２つをお出掛けの時に使っていた。
会社には髪の毛が抜ける前から
帽子を被って出勤し慣れて貰っていたし
髪の毛が抜けてからも
ウィッグは被らず帽子だけで出勤。
何より夏は暑くてウィッグは無理ゲー。
ストーマになって障害者手帳を貰ってからは
バッグにヘルプマークを付けているので
お出掛け以外はもう開き直って帽子のみ。
ウィッグを被るのが既に面倒臭い。
で、より簡単に
そんな面倒くさくなく
被れるウィッグが欲しいなぁ〜って思っていたら
amebloで紹介されてて出会ったのがこれ
こちらはリネアストアさんで購入。
かなりの頻度で使っていて
上から帽子を被っているので
この写真の時よりも分け目は不自然になり
後ろの毛もチリチリに。
絡まった部分は自分でカットして
未だに使っている。
帽子を被るとこんな感じ。
今の時期は花粉が付くのが嫌で
どうしても安いのを使いたくなるわけで
で、またまたロングを購入。
こちらもリネアストアさん。
毛量も多くて分け目もそこまで違和感なく
帽子も要らない感じ。
今は花粉がヤバいので秋になったら出番。
そしてこれはまだ一度も使っていないのだけれど
帽子と一緒だと大丈夫そうなやつ
これでも少し短く自分でカットして
この長さに落ち着いた。
元々はこれ。安いので分け目はやはり違和感で帽子必須かな。
キャスケットとかと合わせようと思う。
最初は
普段がショートだから。
と、ショートを選んだけど
どんどん増えていくのはロングのウィッグ
ショートの方が使い勝手は良いし楽ではある。
バッグで髪の毛が挟まってズレたりしないし
絡まらないし
洗っても乾くの早いし。
でも憧れてしまうんです。
ロング。。。
脱毛が嫌ではなかったのは
ウィッグ慣れしていたからというのが大きいし
今ではロングのウィッグを楽しんでます
お安いウィッグは
言い方悪いけれど使い捨て感覚で
色んな自分を
楽しんでみるのも良いのではないでしょうか