2週間クールの抗がん剤治療
9回目は1/27
本当に時が経つのが早くて
もう治療日か。。。と思ってしまう。
治療が出来るのは凄く有り難い事なんだけれど
あの吐き気とまたお付き合いしなきゃいけないのね。
と思うと正直気が滅入る。
抗がん剤の副作用で
白血球が減ってしまい
好中球が足らずにスキップしたのは
今までで1度だけ。
その後はセファランチンのおかげか
薬の量のコントロールのおかげか
何とかスキップせずにここまで来た。
そして腫瘍マーカーも
少しづつ減ってきていたんだけれど
今回初めて
腫瘍マーカーが微増。
数値にして
CA19-9が10
CEAが28ぐらい。
これをどう見るのか。。。
先生に
「耐性がついてきたという事ですか?」
と聞いたら
そうかもしれないけど
まだ微増なのでそうとも言い切れないし
他の理由があるかもしれないし
みたいな返事で
癌にも多様性があって。
という結論を頂いた。
癌にも多様性があって。
という意味合いが
私には解らなくて
謎。。。
とりあえず
次の金曜日に造影CT撮りましょう。
という話でまとまった。
本来であれば
去年の11月に造影CTを撮る予定だったのだけれど
私が足を骨折して頓挫。
なのでこの機会に撮っておきましょう。と。
微増の理由も解れば良いなぁ〜と思いつつ。
今回の抗がん剤も同じお薬を使用。
マーカーが増えたからといって
直ぐに違う抗がん剤にすることはないんだそうで。
マーカーの数値が増えるスピードがゆっくりであれば
様子を見ながら
薬を変えるタイミングを考えるらしい。
抗がん剤を始める前の数値ぐらいまでは
上がっても問題無し、と見るらしく
そこまで上がるのを待ってから
違う抗がん剤にチェンジするやり方もあると。
早い話が
治療出来る期間=命の長さ
なわけで
そうせざるを得ないという事。
なんだと理解した。
先生にも
「命の長さという事ですよね」
と聞いたら
「そうです」
と言われた。
抗がん剤治療を行なってはいるけれど
意外と普通に生活出来ていて
仕事もしてるし
外食も買い物も同じように出来ているから
何となく大丈夫なんじゃないか
と思ってしまうけれど
こういう時
ああ私は癌なんだなぁ。
と思い知らされる。
マーカー微増の連絡を
息子と看護師のお友達
そして大腸癌仲間のゆかりさんにもした。
ゆかりさんは
私より少し早く抗がん剤治療を始めていて
副作用はこんな感じとか
どんな物を食べてるとか
ウィッグのお店とかを教えて頂いている。
とても前向きで明るくて
話をすると元気を貰える人。
直ぐにLINEが返ってきて
実はゆかりさんもマーカーが増えている、と。
喜ばしいことではないけどお揃いだし
2人で心強くいこう!と。
あぁきっとみんなが通る道なんだなぁ。
と思った。
その後どうなるかは
その人その人で違うけれど
多分誰もが通る道。
一喜一憂してないで
とにかく残りの人生楽しんで生きなきゃね!
と、また改めて感じた。
看護師のお友達からは
頑張ってる人に
これ以上負担を掛けることは言いたくないけど
これからも美味しいものを食べたり
色んなところに行ったりしたいから
少しでも良い数値になってほしい。
と返信を貰った。
息子からは
土曜日1日車を借りれたから
何処か行きたいところある?
と言われて
バクスターポンプを付けながらも
アウトレットとコストコへ連れて行って貰った。
もう
とにかく
お孫ちゃんが可愛すぎて
ずっと可愛いねぇ〜
可愛いねぇ〜と言っていた。
薬を飲んでいても
家に篭ってると
気持ち悪いのが先に来て
ずっと気分の悪いままだけれど
出掛けてしまうと
気持ち悪さを忘れるのか
昨日は家に帰るまで
全く気持ち悪さを感じなかった。
不思議だ。
抗がん剤治療前の診察で
いつもはくれる腫瘍マーカーの推移の紙を
今回は打ち出してくれなかった先生。
気を遣って下さったのか
それにも優しさを感じた。
病院で推奨されてる
マイホスピタルというアプリで
確認は出来るから問題も無く。
マーカー微増によって
人の優しさも感じることの出来た
今日このごろ。
というお話。