実家に来ている。
自分の部屋にある散らかりまくった本や雑貨を棚に収めていく。
どんどん整列していく本を見ていると結構気持ちいい。意外と本読んでるなあ自分、と思った。
作者ごとに本を並べていく。ごちゃごちゃしたキーホルダーや海で拾った貝殻やポストカードを並べていく。こういう作業は好きだ。前に雑貨屋で働いていた時を思い出した。
本を好きかと聞かれたら、正直分からない。好きという感情はあまりしっくりこない。
最近は特に義務みたいに読んでる時があって苦しい。
一日の大半、本を読んでると、現実が減っているなと感じる。
本に飽きて映画を見た時とかは更に思う。現実が無くなっていく。
結局自分が一番大事だと思っているのは現実だからなのかもしれない。
私の考えている事は現実への願望?欲望?夢?そんなの最悪過ぎるよな。かっこわる。想像で作られた物語を読んだり見たり、自分で書いてみたりしてると、とてつもない虚無感に襲われる。架空の登場人物の性格や過去を考えていると、何してるんだっけ私、とふと思う。
毎日に現実の部分が減っていって、もしかしたら経験したと思っていることすらも想像だったのかもしれないと不安になったりする。
何か大きな現実の出来事が欲しいと思ってる自分と、どこにも行かずに部屋に籠っていたいという自分がいる。
どっちかが多くなったら、少ない方を愛しく思って、その繰り返しをしているのかもしれない。
今はとてつもなく、現実が恋しい。
現実が無くなっていく日々が続いている。
