久しぶりに電波の届く範囲内とネットの環境があるシャバに舞い戻りました。

初日入寮した日、この先10日間夕食を6時に済ませた後寝るまでの時間をどう過ごそうかと苦悩するあたり、つくづくネットの環境に飼い慣らされた現代人だと痛感したしみたんです。

 

 

さて、今回大学の単位の一環として地元佐賀での造船所実習だった訳ですが、終わってみれば短かったけど、炎天下の中溶接作業をしている最中や、本能のままに生きる大学生にとってはキツイ毎朝6時起床の辛さに正直早く帰りたいと思うこともしばしばだった10日間でした。

 

恐らくほとんどの人は造船所の中など見る機会なんぞこれまで無いと思いますが、もちろん俺もその一人。見る物全てが新鮮で非常に面白く感じることが大半でした。

工場内は一部を除いて写真撮影OKでしたので、半分は自分の思い出アルバム的自己満、半分は興味がある人への紹介の意味でまとめてみました。

 

 

初日、入寮日。

会社の送迎バスに乗り込む実習生総勢13名。寮に着くと寮内の決まりごと等を一通り説明された後、即夕飯。

部屋は大部屋共同生活も辞さない覚悟だったのですが、見てびっくり、10畳くらいの個室で綺麗。工場から戻ると毎日掃除されており、シーツもいつも新品。実習中快適に過ごさせてもらいました。

 

 

 

夕食が済んだとはいえ時間はまだまだ6時。煙草友達も即行ゲット出来たし、連れ立って町へ繰り出していこうかと窓を開けると・・・・

 

 

 

 

 

山。。。

 

市街地からバスで30分以上揺られてやってきた場所だということを実感させられた瞬間だった。

やることも無いのでこの日は裏山まで散歩に出て10時には就寝。

 

 

設計や溶接の実習も面白かったのですが、やはり一番は工場見学だった。

300m級の巨大なタンカーが出来ていく過程は圧巻。

車と一緒で最初はやはり一枚の鉄板から始まる。びっくりしたのはあの巨大な船が完成していく過程で機械での切断・溶接は最初のごく一部のみ。あとの大半は職人達の手によるのだそうだ。

 

●工場内部

  

 

●職人さんの卵 熟練した職人はドック内での作業へ

 

●水と熱を繰り返しかけることで鉄板が曲がっていく。もちろんプレスではなく職人によるもの。

 

 

こうして少しづつ部品が集まっていき、工場を出るときには600t程度の一つの大きなブロックとなる。

●舵とプロペラが付くと思われる船体後部(の一部)

 

●多くのブロックは曲線を描く為に地面に直置き出来ない。多数のジャッキのようなもので支える。


●ここまで来るともう工場内のクレーンでは持ち上がらない。専用の台車で運び出す。


 

さあ巨大なブロックが多数ドック脇に集まりだす。いよいよ海水を抜いたドックでの溶接開始。

 

●塗装前は船がつぎはぎなのがよく分かる。

 

 

●完成して進水待ちの船の上からドック脇を撮影。この船が出て行くのを待っているブロック達。まるで一つ一つがビルのよう。

 

 

まさにドック内で建造中の船も見学できた。

 

●船底部。ここでもやはり多数のジャッキによって支えられている。

 


●プロペラと舵。他にポーズが無いのか?と言いたくなる奴は俺(身長180cm)

   

 

●原油が入るであろう区画。太いパイプを使って原油を吸い上げる。足元のパイプには水蒸気を通し原油が固まらないように熱を加えるのだそうだ。

 

 

●居住区が・・・

 

 

●居住区が・・・・!?

 

 

●のっ・・・・

 

 

●ノッタワァ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*!!!

 

 

そして遂に、この居住区をいとも簡単に持ち上げた通称「ゴライアスクレーン」と呼ばれる巨大なクレーンの最上部へと登るときがやってきた。最上部は地上約100mだそうだ。既にクレーンでは作業中なので行きも帰りも階段で登ることに・・・

 

●クレーンを下から撮影。

 

●20分ほど歩いたのだろうか。遂に到着。手すり一本ですか。。。koeeeeeeee

 


●クレーンからドックを望む。

 

 

●操縦席。まだ29歳だそうで若くしてこの巨大なクレーンを一人任される達人。無線から絶え間なく飛び交う地上からの要求に答えるべくレバーを操作する姿は、釜爺(千と千尋より)そのもの。

 

こうして船は外側部分が完成するとすぐにドックから外に出され、すぐさま新しい船の建造に着手される。外に出された空の船は内装を施され、実に板一枚から9ヶ月の歳月を経て船主へと引き渡されることとなる。

 

●ドックを出て艤装と呼ばれる小道具を設置されている船。出航は間近。

 

●荷物を積んでいない船は空き缶を浮かべるよりも沈まない。空ではプロペラや舵はむき出しになってしまう。だから船は荷物を運び出す際には、同時にバラストタンクと呼ばれるバランスをとる為に設けられた海水を入れる区画に浸水させながら行われる。

 

 

 

休日の話を少し。

伊万里駅で最初に顔を合わせた時は、まるで京都鴨川のほとりのカップルがごとくお互いが一定の距離を保って牽制し合っていたのですが、この頃になるともうネタにする・される人間から、必ず迷子になる人物やら笑顔の絶えない仲間になっていた。いい仲間に巡り合えたのも大きな収穫の一つとなった。

 

日・月の連休中、会社側のありがたい配慮で車を3台も貸してもらえることに。

早速どこに行こうかと皆で相談。結局グルメツアーに。減量中ということは今日一日は忘れよう。

県外にも「伊万里牛」の名は轟いているようで、まずお昼はステーキハウス「勝」へ。地元では名の通る?ちょっと高級なお店なのだが、ランチタイムに¥2000で伊万里牛が堪能できるということで早速お店へ。

 

 

なかなか口にすることの無い伊万里牛。一同ご満悦。ご馳走様でした。

 

その後は伊万里を離れ一路唐津へ。

日本三大松原の一つ虹ノ松原の片隅に唐津バーガー というお店へ。

 

海辺でひと時遊んだあと更に北進して波戸岬~呼子へ進出。

ここ呼子はイカの町と言っても過言ではない。中でも有名なのが「呼子漫坊」。イカしゅうまいという商品の火付け役となった元祖。

 

●波戸岬にて。サザエとイカ焼きを喰らう。

 

 

 

 

●呼子漫坊にてイカ刺し、しゅうまい、イカ天婦羅、のコースを堪能。

 

 

帰りは温泉でゆっくりして伊万里に戻るという、北部佐賀で思い浮かべるグルメを網羅する贅沢な一日に。

 

振り返ってみると・・・・

 

 

いくらなんでも食いすぎだろコレ・・・・

 

 

今回の実習、来年もまた行きたくなるような楽さ、そして色んなことを学べたいい夏休みの思い出となった。

 

 

 

え?早く就職しろって?