猫が体の上に乗っているような重みで目が覚めた。

まだ辺りは暗く。

温もりを確かめようと手で探ると

やわらかく細い腕。

その腕を掴み、抱きしめると

虚ろだった心が満たされていく


暗闇にほんのりしろく浮き出すように横で眠る君を

布団越しに抱きしめ、

満ち足りた気持ちを感じながら、

静かに眠りに落ちてゆく。


ふと、目覚ましが鳴る。

眼をあける。

冬の暗い朝。

そこに君はいない。

代わりに洗濯を取り込んだ山。

明け方の冷えた空気に手を伸ばし、もしや温もりが残っていないかと手をのばす。

ああ、夢だったかと‥


虚ろな心に少しだけ

残った夢の感触を思い出しながら

冬の現実に引き戻されていく


ああ、また夢で会えたら‥


それは11月20日早朝のこと。


欲しい
営業になり

時間というものについて考えさせられる

早いレスポンス

潮時をはかる感覚

そういう
もの
早く身につけたい
新月の夜

あなたはそこにいるのに

僕の眼には暗い夜空が見えるだけ

あなたはそこにいるのに


たとえ光り輝く満月でも

僕の手はあなたに届かない

僕の声も届かない


ただあなたを見つめるだけ

寒い夜に震える星のように

ただあなたを見ているだけ


せめてあなたの放つ光を身にまとい

凍えるようなその光の中で

静かに眠りにつけたなら


昼間の喧騒で疲れた僕を

きっと安らかな静寂に導いてくれるはず


そこにいるはずのあなたが見つめてくれていると信じて