猫が体の上に乗っているような重みで目が覚めた。
まだ辺りは暗く。
温もりを確かめようと手で探ると
やわらかく細い腕。
その腕を掴み、抱きしめると
虚ろだった心が満たされていく
暗闇にほんのりしろく浮き出すように横で眠る君を
布団越しに抱きしめ、
満ち足りた気持ちを感じながら、
静かに眠りに落ちてゆく。
ふと、目覚ましが鳴る。
眼をあける。
冬の暗い朝。
そこに君はいない。
代わりに洗濯を取り込んだ山。
明け方の冷えた空気に手を伸ばし、もしや温もりが残っていないかと手をのばす。
ああ、夢だったかと‥
虚ろな心に少しだけ
残った夢の感触を思い出しながら
冬の現実に引き戻されていく
ああ、また夢で会えたら‥
それは11月20日早朝のこと。