こんにちわぁ!
今回は第6類危険物の過塩素酸と過酸化水素についてです。
まず、過塩素酸ですが
これは刺激臭のある無色の発煙性液体です。
不安定な物質で密封容器に入れて冷暗所に常圧で保存しても、次第に分解して黄変します。その分解生成物が触媒になって爆発的な分解をします。
強い酸化力を有します。
空気中で強く発煙します
無水物は還元性の鉄や銅と激しく反応して金属酸化物を生成します。
加熱すると爆発します。
水と触れると音を発して発熱します。
おがくずや木片などの有機物と接触すると自然発火することがある。
アルコールなどの可燃性有機物と混合すると急激な酸化反応を起こし発火又は爆発することがある。
皮膚を腐食します
火災予防として定期的に検査して汚損や変色しているときは廃棄します
加熱及び可燃物等との接触を避ける。
流出したらチオ硫酸ナトリウム,ソーダ灰で十分中和して水で洗い流します。
消火するときは多量の水によって消火します
次に過酸化水素です。
これは純粋なものは無色の粘性のある液体です。
水に溶けやすく弱酸性です。ジエチルエーテル,エタノールにも可溶です。
強い酸化剤に対しては還元剤として作用します
濃度50%以上では常温でも水と酸素に分解します。
安定剤にリン酸,アセトアニリド,尿酸が使われます。
3%水溶液はオキシドールという
熱や日光により速やかに水と酸素に分解します。
金属粉や有機物などの混合で分解し、加熱や動揺で爆発,発火することがあります。
濃度50%ですでに爆発性があり、皮膚に触れたら火傷を起こします。
火災予防として日光の直射や有機物などとの接触を避け冷暗所に貯蔵します。
容器は密栓せず通気のための穴の空いた栓をします。
漏れたときは多量の水で洗い流します。
消火も水を使います。
甲種危険物取扱者受験時に使っていたテキスト
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