こんにちわぁ!
今回は硝酸エステル類の続きです。
早速まずはニトログリセリンです。
無色の油状液体で、水にはほとんど溶けないが有機溶媒に溶けます。
8℃で凍結します。凍結させると危険です。
このニトログリセリンに次に話すニトロセルロースとけいそう土を加えてゲル化させた物を主体としたものをダイナマイトといいます。
加熱,打撃,摩擦すれば猛烈に爆発する危険性がある。
なので貯蔵するときは加熱,打撃,摩擦を避けます。
もし、床上や箱をニトログリセリンが汚染したら苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)のアルコール溶液を注ぎ分解して布などでふき取ります
また燃焼の多くは爆発的なので消火の余裕はないですので燃やしてしまいます。
次にニトロセルロースです。
見た目は綿や紙です。酢酸エチル,酢酸アミル,アセトンに溶けます。
含有窒素量が12.8%を超える強硝化綿はジエチルエーテルとアルコール(2:1)混液に溶けないが、12.8%未満の弱硝化綿は溶けます。
弱硝化綿をジエチルエーテルとアルコールに溶かしたものはコロジオンと呼ばれます。
ニトロセルロースに樟のうを混ぜて作られるのがセルロイドです。
爆発性は含有窒素量が増加するほど大きくなります。
自然分解する傾向があり、日光の直射や加熱で分解して自然発火します。
保存は加熱や衝撃などを避け、エタノールや水で湿綿として安定剤を加えて冷暗所に貯蔵します。
消火するときは注水で冷却消火します。
甲種危険物取扱者受験時に使っていたテキスト