こんにちわぁ!
今回は鉄粉と金属粉についてです。
「同じやろ」っていう人もいるでしょうが、消防法上の金属粉は次の通りです
『金属粉とは、アルカリ金属及びアルカリ土類金属,鉄,マグネシウム以外の金属の粉』とされています
鉄は含まれないので『鉄粉』は『金属粉』の種類に入らないんですね。
ではまず鉄粉について
灰白色という鉄らしい色の粉です。
金属なので『そりゃそうでしょ』と思うでしょうが、水,アルカリには溶けませんが、酸には溶け水素を発生させます。
目開き53㎛の網ふるいを通過する物が50%を超えたものです
油の染みた切削屑などは自然発火することがある。
酸化剤と混合したものは加熱,打撃などに敏感
加熱したり火を接触させたりすると発火の危険性がある
酸との接触や火気及び加熱,湿気を避け容器に密封します。
消火は乾燥砂などで窒息消火しましょう。
つぎは金属粉のアルミニウム粉です
銀白色の粉末で水と徐々に反応し酸,アルカリと速やかに反応し水素を発生させます。
150㎛の網ふるいを通過する物が50%以上の物です。
空気中の水分およびハロゲン元素と接触すると自然発火することがある。
粉末は着火しやすく、一旦着火すれば激しく燃焼する。
酸化剤と混合したものは加熱,打撃などに敏感になる
酸化剤との混合、水分、ハロゲン元素、火気を避け密栓して保存する。
乾燥砂や金属用の消火剤を用いて消火します。 注水やハロゲン化物消火剤は✕です。
亜鉛粉ですが
灰青色(湿気によって灰白色の被膜)の粉末です。
硫黄等を混合して加熱すると硫化亜鉛を生じます。
空気中の水分、酸、アルカリと常温で反応し水素を発生させる。
あとはアルミニウム粉に準じます。